退職金について

1.退職金の積み立て

  1. 2009年7月より、商工会議所とアクサ生命とが提携している退職金共済(たぶんこれ)を使っていた様子。
    • 会長から実際にそのような話を聞いた
    • アクサ生命の担当者とも話が通じた(詳細は後述)ので、「あなたが以前勤めていた会社は、商工会議所の共催は使っていません」ということは無い。

2.書類上や口頭での周知

  1. 2009年6月下旬付の書類で「退職金の積立をしてください。会社50%負担、月¥5,000迄」(要約)という文章が記載されている。
    • ちなみに、退職金の積立をしない場合は、「退職金の積立をしません」という誓約書にサインさせられる(その書類も私が作りました)。
  2. 2009年6月迄は退職金の天引はされていなかった(と思う)。給与明細にも天引項目は記載されていなかった。
  3. 2010年1月に入手したものだが、求人票にはきちんと「退職金制度あり」と記載されている。
  4. 雇用契約書には退職金についてかかれていない。
  5. 就業規則が存在しない(そもそも、いろいろなところへ提出する書類には10人以上を雇用している形で記載しているので、就業規則が存在しない時点でおかしい)。
  6. 2004年に、会長から命じられて私が作成した書類が手元に残っている。全社員へアンケート形式で配ったもの。「3.退職金の積立 するかしないか 及び金額」の項目には、概ね「退職金は積立しないと支払いできません、会社は本人の積立金の倍額積立します」と記載されている(全文記載しようと思ったが会社の書類のため避けました)。つまり、この時点では退職金制度はきちんと存在していたことになる。なお、この書類には、退職金の支払時がいつになるのかは書かれておらず、いつ支払われるかについては口約束である
    • 退職金の積立をするかしないかのアンケートだったのだが、この時点でアンケートを出したかどうか忘れてしまった……。しかし、会長から「あんたは退職金の積立をしてないよ!」とは言われなかったので、退職金の積立をしていないということはないと思う(少々このあたりが心許ない)
  7. そもそも2004年以降に入社した者はこの書類はもらっていない。
  8. 2004年以降に入社し、2010年2月に辞めた社員と、会長は一度口論になっている。退職金というものは定年まで勤めた人間がもらえるものだ、と口にした会長に、その社員が「私たち女性社員はそれだったら不利じゃないですか!」(しかもその会社は平気で「結婚したら辞めてもらうから」と言っていたのもある)と怒ったら「いや、あなたはそういう決まりにした前に入ったから、あなたとぎんなんさん(私)はそういうことはないよ」と返事をしている。その社員から実際に話を聞いたので確実。
  9. しかし、「あの社員がそうやって怒ったとき、会長はそうやって言ったでしょう」と言ったら「退職金というものは定年まで勤めたらもらえるものだ」との一点張り。普通はそうじゃない、と言うが、「退職金というm(ry」の一点張りで話にならない。

3.給与からの天引きとは

  • 2009年7月分より「退職金積立」という項目がB5の給与明細に記載されており、回数×¥2,000=合計というように、給与明細から退職金分の天引項目が記載されている

4.退職金がもらえない!

  • 会長曰く「退職金というものは、定年まで勤め上げたらもらえるものだ」。つまり定年まで勤めずに退職した場合はすべてもらえない!!
  • 明細をくれと言ったら、以下のように白便箋に走り書きされたものが届けられた(頭にきたので全文ママ掲載)。


先日電話にてお問い合わせの件 貴女は退職金積立として毎月¥2,000円を給与より差し引いて積立てしていました。あなたの給与明細をごらんになって下さい。積立明細は下記の通りです。

平成21年7月より(始める)
平成22年3月迄(終了)

合計で9ヶ月(9回)

(9回×2,000円=18,000円)
以上の通りでございます。

平成22年4月28日

いやそれ退職金じゃねーし。給与天引分返還明細じゃねーか

5.アクサへの問い合わせ

  • 退職金の明細が知りたいと思ったので、前に勤めていた会社を担当していた担当者に問い合わせる。
    1. 直接、商工会議所へ赴くが、事務所にいた方がどこかへ問いあわせてくれた。その方から「まだ支払われていない」ということを伝えられた。
    2. 以前勤めていた会社を担当していた者に聞いたほうが早いということで、担当者からの連絡を待つ。その後その担当者から連絡があり「辞めた人には明細を知らせたりはできない」と言われる。
    3. 「退職金共済を使って会社が積み立てている場合は税金が控除されるんですよね、でもそれがもし社員の給与から天引されていてもそれはおかしいことではないのか」と問うと「事業主様がそういう形をとられている場合は、こちらとしてもどうにもできません」とけんもほろろな返事をされる。

6.不審点

  1. 退職金共済を使っていたのだから、その社員分の退職金という名目でお金は存在していたはずである。それをそのまま、会社の金にされたのではないだろうか?
  2. 1の金額は、本来、退職した社員がもらえるものではないだろうか? このあたりは、社員であった私に支払われない場合は、アクサ声明にも責任が行くのではないのだろうか?
  3. それ以前に存在していた(4-6での書類「退職金の積立」にあたる)退職金の積立は存在していたのか?

7.会長の言い分

  1. おそらく「給与から天引されていた分は返した」という形にしてあるので、少額訴訟という形にはならない。
  2. 会長は無駄に法律に詳しいので、社員から何かの名目で天引されていたものは返す形にしておいたのだろうと思う。(だったら最初から給与天引するなよ……)

8.これからする予定

  1. とにかく労働相談所へ行って相談する。
  2. 消費者相談センターへの問い合わせ。7-2あたりについて。

9.懸念事項

  1. 8-2で記述したとおり、会長は無駄に法律に詳しい。さらにもめ事が好きで、他人の裁判に自ら乗り込んでいくような人間である(実際そういう書類を作ったことがある)。もしこういうことでもめたら、私自身に裁判をふっかけられないか心配。
  2. 100%裁判で勝てなくても、私の立場を危うくする、立場を傷つけるためだったら、お金がかかってでも裁判を起こすのである(職を探す際に「あの人は裁判を起こされた人だから」ということで雇ってもらえなくなる心配がある)
    • ちなみに以前、そういう話を労働相談所にしたら「このあたりは世間が狭いから、そういった噂はすぐに広まるものだしね」と言われた(それって体のいい「あきらめろ」っていう脅しじゃあ……)

 とにかく悔しかったのが、退職金が存在する、積立をしているとちらつかせ、いざ辞めたらもらえない、という事実です。上述した事実からすれば、退職金は存在しないに等しいのだと思います。
 別に退職金制度が無くてもいいんです、今のご時世事業を営んでいくのだって大変なんだから。そうではなく、退職金制度がいかにも存在するというような形で様々な書類に記載されげいることがとてもつらいのです。嘘やごまかしをしてほしくありません。